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夫の家族を支えたソニア。
2005年 02月 27日
ちょうど一年前、病気がひどくなって危ないといわれた時期がありました。 でも大手術を乗り切って、奇跡的に回復した実家のソニア。 その頃の実家の家庭事情はすさまじく、皆がバラバラだった。 ソニアは外で飼われ、あまり相手にされていなかった。 そのために病気の進行に気づくのが遅れ、高齢なのに大手術を しないと助からない状態にまでなってしまった。 その大手術の時に家族たちは犬の存在の大きさに 気づき、手術の成功を喜び、室内で飼うことにしてくれた。 室内で飼われ、家族のそばにいられるようになったソニアは とっても表情が豊かになり、自分の気持ちをよく現すようになった。 家族も、近くにいることでますますソニアがかわいくなった。 家族の中にソニアがいることで、潤滑油になり、 家族の中には団欒が戻り、本来の温かい絆の深い家族に戻った。 それもこれも、ソニアのおかげ。 ソニア ありがとうね。 家族に温かさが戻って、平穏で幸せな日々がしばらく続く。 ソニアはそれをまっていたかのように、 再び病に倒れたのだった。 入院して点滴の日々。そして医者はここ数日が山場だという。 家族は泣いた。「ソニアのいない生活なんて考えられないのに!」と。 みんながソニアに頼っていた。 ソニアは頑張った。 家族が悲しまないように、泣かないように、 病院に家族が来たら「私は大丈夫よ」と言わんばかりに頭を上げる。 だけど、奇跡は二度は起こらなかった。 あんまりにも衰弱してきたので、家族はおうちにつれて帰る覚悟をした。 おうちに連れて帰って、食べ物ものどを通らないけれど、 少し、安心した顔になったソニア。 飲み物も、殆どのどを通らないけれど、 一緒に住んでいる家族全員に見守られていたソニア。 最後は家族が見守る中、幸せな顔で眠るように亡くなったという。 家族も、家で全員でソニアを見送れたことで、 ソニアのいない生活を、少しずつ 受け入れられそうな気がしてきたのだと思う。 一回目の大手術で奇跡的回復を見せた時、 きっと「まだ、このままでは死ねない。私にはまだすることがある」 と思って、戻ってきたのかもしれない。 家族がそれぞれボロボロで、バラバラの状態が心配だったんだと思う。 ソニアはとっても優しい頭のいい子だった。 怒ったことは一度もなく、人が語りかける言葉によく耳を傾け、 寄り添ってくれるような仔だった。 だから、家族を残して死ねなかったんだよね。 二度目の時はソニアは、「もう、私がいなくても大丈夫」 そう思ったんだと私は感じている。 家族の絆の綱渡しをしてくれたソニア。 本当にありがとうね。 今度は天国から見守っていてね。 ソニア、散歩はおじいちゃんに頼んでいるからね。 ありがとう、ソニア。。 ソニアと太陽。
by kura_CH
| 2005-02-27 07:25
| ワンコ*U^エ^U
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